当法人では、障害をお持ちの方が地域で安心し暮らせる社会を築き、社会において
必要とされる会社、なくてはならない会社を会社理念とし日々活動を行っております。
この会社理念の実現の為に、4つの行動指針を掲げ方針に従い障害者の方が仕事や技術のスキルアップや
コミュニケーション力を学び自立した生活を営むことが出来るようになる事のお手伝いを支援として行っております。
こでまりでは、特別支援学校を卒業した生徒さんや一般企業で働いていた方などおりそれぞれ特性をお持ちの方が通所しています。皆さんは社会経験が少ないかた、社会の中で働くことに対してつらい経験などで自信を無くしているかたが多くいます。それでも皆さんは生活の為、親が亡くなった後の自立した生活を営むために事業所内での作業を行い自分に合った働き方を見出し得意な事、好きな事を見つけながら毎日奮闘をしています。

自分は入社8年目です。その前までは福祉には全く無縁であり障害の方と関わる事がありませんでした。子供が成長し子育てが落ち着いたころ、子供たちの大学費用と合わせた生活力を身に付けなければいけないととても深く考えた時期がありました。そんな時求人情報誌を閲覧しているとお二人の女性が向き合って笑顔で写ってる写真が目に留まりました。
福祉施設って？と知らない世界でありますので不安に思う事もありましたがこのお二人の素敵で温かみのある笑顔の写真で「ここなら働きやすいかもしれない…」と感じ、また年齢、経験不問、正社員登用ありともありましたので何もスキルもない、学歴もない、資格もない、ないない尽くしの自分にとってはありがたい求人とも思いました。そして、育児中の母には心強い言葉の、学校行事等の休日にも配慮するという事も記載がありました。
入社をしてからは、今まで働いてきた経験が活かし事業所内で行っていた作業を障害者の方に教えるという意識で仕事をしていましたが、人に何かを教えるという事をあまりしてこなかった為、関わり方、言葉遣い、伝え方、見せ方など難しく悩んだ事もありました。
でもある日、会社の研修でコミュニケーション→信頼関係の構築が大事であり関わり続ける事で自分が成長するのではないかと感じる機会がありました。今まで全く気付かなかった事であったのです。
このように自法人では社内研修が充実しておりまた、社外研修、支援者として必要な資格やスキルアップの機会を多く与えてくれています。これこそが自分の力となり自信が持てるきっかけとなっています。
また今では管理者が社内研修を組み立て新人や後輩への学びの場も作っております。これも自分にとっては今まで会社で働いてきたスキルを公表する事で、自分の存在意義を肌で感じ自信へと繋がっています。
福祉業界は特に女性の活躍が多く見られます。自法人でも女性が多く管理者全員が女性です。
それは社内が女性に対しての理解がとても備わっている事、家庭との両立をしながら業務を行っている仲間がいるからこそであると思います。また女性は話をする事が好きでありますので、家族の事、子供の悩み等様々な事にも共感し互いにアドバイスもする環境であります。
生活力、子育て、親の介護と今までは家族のためにと働いてきました。今では自分がどこまで社会の中で生きていくか、誰かの為に役に立っているのか？子供にとって自慢できる母、親にとって自慢できる娘になれるか、周囲に感謝される人になれるか？これからも日々頑張っていきたいと思います。